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高齢者見守りサービスランキングから何を決め手にサービスを選ぶ?

高齢者の方を見守るためのサービスを選定するうえで、ランキングや市場規模、具体的なサービスプロバイダー、訪問サービスやアプリ、駆けつけサービスに関する情報を比較できるように、まとめてみました。

 

見守りのための具体的なアイテムに関しては、周辺の電子機器(ガジェット)などの使い勝手や、評判にも留意しつつ、高齢者の置かれた状況ごとの課題の解決に向けた利用のコツも書かせていただきました。

 

以下の対話では、無意識での家族と高齢者(おばあちゃん)の心の葛藤を反映しています。

ひとくちに、高齢者の見守りサービスといっても、高齢者が、心の奥底で、何を感じ、その不安と向き合わないかぎり、導入しても長続きしないことが多いです。

 

ご高齢者の言葉に隠れた、本音のような不安まで、視野に入れた選び方が、具体的サービスの評判や口コミよりも重要となります。

 

たとえば、おひとり暮らしのご高齢者さんの服薬チェックの目的での、見守りセンサーや見守りカメラでは、ご高齢者にとって、器具をうまく使えるのか?使えなかったときには、施設に入らなければならないのか?といったご不安があります。

 

お薬の飲み忘れ、は、ご高齢者の健康に重大な、リスクを与えてしまい、おひとりで暮らすことそのものが、「無理なのでは?」とご家族におもわれてしまうからです。

 

こういう課題では、器具の導入と利用にあたって、ご高齢者にたいして、技術的な操作や、複雑な所作を要求しない見守りセンサーや見守りカメラが必要になります。

 

簡易な操作方法なら、お薬の飲み忘れも防げることで、ひとりでも、十分に服薬し、健康を維持できると、安心していただけるからです。

 

 

最初のフェーズ(おばあちゃんの不安):
高齢者(おばあちゃん):もう、あんまり、あなたがたに気を使わせたくないんだけど、この新しい安全装置って本当に必要なのかしら?お金もかかるし、あなたたちの負担になってしまうでしょう?(本音は、装置による監視でうまくいかないときの将来の施設入所への不安

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別居家族のサポートのフェーズ(娘の回答):
家族(娘):おばあちゃん、もちろん、あなたのことが心配だから、この新しい安全装置を考えたんだけど、でも、ちょっと自分でも迷ってるの。あなたには自分での生活を楽しんでもらいたいし、同時に、安全も大事だと思ってるけど、この装置があなたの日常生活にどう影響するのか気になっているの。(本音は、家族への期待や他の親類からの家族への評判へのプレッシャーをできれば回避したい!

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プライバシーと願望のフェーズ(おばあちゃんの回答):
高齢者:そうね、私も子供たちのことが心配だから、できるだけ手間をかけたくないのよ。でも、カメラで家の中を監視されるってのは、どうしても気になるわ。(本音は、家の監視でうまくいかないときの施設入所を避けたい願望

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テクノロジーへの苦手意識と安心のフェーズ(孫娘の回答):
家族(孫娘):おばあちゃん、私も同じように考えているんだ。あなたの安全が最優先だけど、同時に、あなたには自分の居心地の良い場所で過ごしてほしいって思ってるの。それに、あなたがカメラで監視されるのは、ちょっと個人の時間やプライバシーに影響するかもしれないって心配なの。(表裏なく、おばあちゃんのプライバシーへの配慮と安心の願望

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技術的な挑戦とサポートのフェーズ(おばあちゃんの回答):
高齢者:それはいいけど、装置の使い方が難しそう。私、あんまり新しいテクノロジーに詳しくないし、使いこなせるかしら?(本音は、おばあちゃんの技術的な挑戦への不安と家族への迷惑をかけることで、負い目を感じること

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感謝とサポートのフェーズ(息子の回答):
家族(息子):おばあちゃん、私も同じように考えているんだ。あなたの安全が最優先だけど、同時に、新しい道具を使うのが不安になるかもしれないって心配しているの。でも、私たちはあなたと一緒に頑張ります。必要なら、一緒に使い方を学びながら進めましょう。(本音は、息子さんそのものの学習能力への不安とサポートの能力不足

 

 

 

 

 

高齢者見守りの基本ガイド

高齢者見守りサービスランキングから、特定のジャンルのサービスを受ける前に、実際には、自治体も含めて、どのような高齢者の見守りシステムがあるのか?全体を見渡してみることが重要です。

 

自治体の無料サービスや、介護保険適用のヘルパーさんによる見守りサービスを受けることで、ご高齢者の課題を解決できることもあるからです。

高齢者の見守りサービスとは?

高齢者の見守りサービス一覧

公的機関が主催するサービス
地域のサポートリソース
  • 地域包括ケアー(拠点は、地域包括支援センター)
    • 介護・医療系の地域に根ざした公的な支援システム

    • ケアマネージャーやヘルパーによる在宅支援など

  •  

  • 消費者安全確保協議会
    • 高齢者を詐欺的な消費者被害から守る地域のシステム

    • 地域の民生委員や小学校ボランティアなどによる防犯

費用対効果の高い見守りサービス

民間の機関が主催するサービス

 

  • 民間病院による訪問診療や訪問看護

     

    • 在宅診療専門の病院や訪問看護ステーションなどによる訪問

  •  

  • ホームセキュリティー会社の見守りサービス

     

    • カメラと警備員の駆けつけサービスが混合したもの

  •  

  • 運送会社の見守りサービス
    • 電球の点灯チェックと運送会社による確認の訪問

  •  

  • 家電メーカーによるセンサーつき家電による見守り
    • 電球にセンサーがつき使用がないと感知
    • ポットにセンサーがつき使用がないと感知
    • エアコンにセンサーがつき熱中症リスクなどを警告

  •  

  • 家電メーカーによる人感センサーによる見守り
    • 人感センサー
    • 開閉センサー
    • 温湿度センサー
    • 緊急通知が家族のスマホにアプリで表示

 

高齢者の見守りサービスには、法律に根拠を置く地域のネットワークによるものがある。

高齢者の見守りというと、防犯という観点からの見守りと、介護という観点からの見守り、さらには、高齢者の消費者保護など、様々な、観点から、とくに一人暮らしの高齢者に関して、課題が提示されています。

 

高齢者の暮らしは、暮らす地域と、密着しています。たとえば、都会では、ご近所との、おつき合いが、地方と比べると、希薄となります。
いわば、各地域の状況によって、見守りのあり方も、変わってきます。

 

そこで、地域のネットワークを利用した高齢者の見守りサービスが、各種法律によって、介護の視点や消費者保護の視点で、設置されています。

 

ただし、地域のネットワークという枠組みでできることと、できないことがあります。

 

地域いう枠組みでできない場合は、公費に加え、私費でのサービスに、依頼する傾向があります。

 

高齢者の課題ごとに、見守りのサービスを設置する内容が法律ごとに異なる。

介護の視点から、高齢者を転倒などの怪我から、見守るシステムと、防犯の観点や、高齢者を詐欺的な消費者被害から見守るシステムは、それぞれ制度の根幹となる法令が異なるので、別個のシステムとなります。

 

医療をきっかけとし、地域での高齢者や障害者を寝たきりから守る地域包括ケアシステム

 

 

「地域包括ケアシステム」という仕組みは、1980年代に広島県御調町における取り組みによってネットワークとして定着しました。

 

当時の御調町(現在は尾道市)が、医療と福祉行政が連携して「高齢者の寝たきりゼロ」を目指すという取り組みを本邦初にて実施。

 

これが「地域包括ケアシステム」と呼ばれるものの前進です。

 

2014(平成26)年「医療介護総合確保推進法」を根拠法として、現在、全国の地方に5333箇所設置されるようになりました。

 

病院から、退院するときにこのシステム紹介されたり、医療従事者の訪問を受けた際にも紹介されることが多いです。

 

地域包括ケアシステムを紹介されると、ケアマネージャーが、要介護度を認定するための訪問測定の日程を調整し、認定された要介護度に応じて、ヘルパーさんの訪問頻度を決定します。

 

医療従事者や、介護要員の訪問によって、支援の必要な高齢者の暮らしを見守るシステムと言えます。

 

地域包括支援センターは、以下の4つ役割を担うとされていす。

 

 

  1. 「高齢者を金銭詐欺および虐待からお年寄りを守る」
  2. 「包括的および継続的に支援する」
  3. 「高齢者および関係者の相談窓口として機能する」
  4. 「ケアプランの作成により要支援認定者の支援を行う」

 

上記1の「高齢者を金銭詐欺および虐待からお年寄りを守る」という役割があることから、詐欺的な消費者被害より、高齢者を守る役割りが地域包括支援センターにはあります。

 

したがって、高齢者が、悪質な業者から、消費者被害に遭遇したケースでも、相談窓口となりえます。

 

すると、消費者センターなど、他の適切な、解決機関を紹介するなど、第一次的な窓口として、機能します。

 

 

ただし、退院後の療養や介護を主眼とする地域包括ケアーの拠点である地域包括支援センターは、相談窓口にはなりえても、解決策になるアドバイスは、与えにくいといえるでしょう!

 

当該センターは、高齢者の、療養や介護を主眼とした、地域の専門家によるネットワークであり、消費者保護や防犯は、専門外となるからです。

 

実際に、地域包括支援センターにいる専門職としては、主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)、社会福祉士、保健師が配置されています。

 

 

このようなケースでは、消費者保護法を根拠とする消費者安全確保協議会に相談するのが、適切といえます。

 

ただし、消費者安全確保協議会は、地域により、設置が進んでいるところとそうでないところがあります。かりに設置済みでも人材不足や予算不足から、まだ十分に機能しないことも考えられます。

 

 

地域の公的見守りサービスだけでは、解決できない場合の民間サービスと費用

公費で運用するサービスは、費用の負担は少ないですが、人材不足や、防犯など、高齢者を巡る諸問題に、十分に対応できないことが多いです。

 

私費で運用するサービスで対応しようとすると、民間の警備や民間の準備する住まいなど、多種多様な民間サービスを利用する選択肢があります。

 

ただし、すべてのケースではないですが、状況によっては、防犯カメラなど、高額な費用負担がかかる場合もあります。

 

とくに、身体の要介護度が低く、認知能力も比較的しっかりしている場合、高齢者向け施設に入れなかったりします。

 

さらに、要介護状態の低い状況でも、要介護状態が悪くなることを未然に防ぐ目的のケアハウスなどは、入居可能な施設で、比較的、入居費も安価です。、ただし、本人の意向で、施設やキュリティーのしっかりした住居に転居したがらないことが多いです。

 

このような状況での、ひとり暮らしの高齢者が、訪問販売による詐欺的な被害に遭遇するケースもめだっています。

 

高齢者の見守りサービス 民間病院による訪問診療や訪問看護

 

 

在宅往診専門の民間病院による訪問診療や訪問看護ステーションなどによる訪問看護

過去に心筋梗塞や脳梗塞など、の循環器系の既往歴のある方で、定期的な診察と、血圧を下げる薬を飲み続けなければならない高齢者の方や、特に、血圧が高いなどで、病院に、定期的に通院していらっしゃる高齢者にとって、メリットが大きいです。

 

通院による交通費などの費用や、外出用の身支度などの煩わしさなどを考慮すると、保険を使い、訪問診療していただくことで、その負担を軽減できるからです。

 

民間の病院が、訪問診療契約を締結することで、血圧や心拍数などのバイタルチェックを目的とする定期的な訪問診療に加え、高齢者の急変などの際に、ご家族や御本人から連絡を受け、ご自宅に駆けつけて救急搬送するなど、医療従事者による高齢者の見守りサービスが、おこなわれます。

 

医療従事者が、駆けつけてくれることで、急変時に、救急搬送すべきか?どうかの判断も適切に行うため、安心できるシステムといえます。

 

訪問診療にあっては、医師と看護師が、訪問

訪問診療にあっては、医師と看護師が、訪問し、血圧や脈拍などの、バイタルチェックを中心に、問診や触診によって、@既往の病気を診察するのと、A将来かかる可能性のある生活習慣病を、未然に防ぐ措置を行ってくれます。

 

診察によって、お薬を処方した場合も、提携する訪問薬局の薬剤師さんが、お薬手帳を管理しながら、訪問して、お薬を渡してくれます。

 

 

費用も保険適用があるため、週に1回の訪問診療と急変時の訪問診療も含めて、月8000円前後とかなりリーズナブルです。
お薬代も含めて、大きな既往症の病気が、なければ、基本的には、1万円以内で収まります。

 

ただし、地方によっては、訪問にあたっての、交通費の加算額が、若干異なるので、多少の費用の変動はあるかもしれません!

 

高齢者が、おひとり暮らしで、病院へ赴くことが、かなりご肉体的にも精神的にも負担となるようなケースでは、有効な見守りサービスとなります。

 

ご自宅へ訪問した際に、飲食によるおもてなしを、禁じる在宅往診専門の訪問診療がほとんどです。

 

お気遣い不要をルール化しているため、おひとり暮らしの高齢者でも、かなり安心して、訪問診療を受けることができます。

 

訪問看護は、病院や訪問看護ステーションという訪問専門の看護師施設から

 

訪問看護は、病院や訪問看護ステーションという訪問専門の看護師施設から、看護師のみが、訪問するスタイルです。

 

この場合、かかりつけの医師の医療行為の介助を、看護師が訪問によりバックアップすることが多いです。

 

血圧測定や、聴診器による心拍数チェック、がメインですが、既往症によっては、注射なども行います。

 

歯科も訪問診療が可能

「歯がぐらついていて、歯医者さんに,、観てもらいたい!」というときも、訪問診療専門の病院ですと歯科医が、訪問してくれる場合があります。

 

ただし、治療ということになると、歯科治療設備を持ち込めないので、通院になることが、ほとんどのようです。

 

 

通院型の民間病院が、併設する訪問による往診

通院型の病院が、併設する訪問診療の場合、訪問診療に関わる医療従事者の人員が、十分に確保されないことが多く、いわゆる往診に応じる範囲での訪問診療になることが多いです。

 

定期的なバイタルチェックのための、訪問診療などは、通常は行われず、また急変時の、駆けつけも、よほどのことがないかぎり行われません。

 

 

介護度に応じたジャンル別の民間の見守りサービスや自治体の見守りサービスの比較表

あなたの見守るべきご本人の状態を、介護認定という目安と見守りサービスのジャンルとを組み合わせて、分かりやすく表にしました。

 

この表を活用することで、不要な情報にアクセスせずに、ご高齢者さんにとって、必要な不可欠な見守りサービスを比較検討いただけます。

高齢者の見守りサービス 自治体および民間会社による見守り機器設置と駆けつけサービス

自治体および民間会社による見守り機器設置と駆けつけサービス全体図

 

 

要介護2以上になると 高齢者が一人で生活することは困難なので家族と同居か?施設へ入所するのが通常です。
ご家族と同居している場合でも、昼の間に、ご高齢者さんが、おひとりで過ごされる場合は、見守りセンサーやカメラが有効です。

 

ここでは、高齢者が一人で過ごす独居か、ないしは夫婦で過ごしているケースで、要支援1から要介護1の状況での各種見守りサービスでできることを表組みにしました。
ご家族と離れて、暮らすご高齢者こそ、見守りのサービスの必要性が、高いといえるからです。

見守りサービスのジャンル 要支援1 要支援2 要介護1
訪問・宅配型見守りサービス (スタッフが訪問し10分程度の会話を通じて、動作をやりにくい状況をヒアリングし改善に向けた報告可) (継続的なコミュニケーションが可能で、生活状況を把握しやすい!誰とも話しをしないことによる認知症の進行を阻止できる。) (定期的な訪問で生活全般のサポートまでは困難)
公的介護サービスによる見守り (ヘルパーによる訪問介護により、料理や掃除の支援を行うなど、困難を伴う一定の動作の介護が可!) (ヘルパーがお買い物や家の掃お度除など生活支援や健康状態を見守)ることが可能 (介護のプロが必要に応じて見守り!昼食後の服薬のチェックなら訪問時間を午後一に設定してチェック可能)
電話型見守りサービス (電話による定期的な架電による見守りを通じて、記憶を整理するなど認知症の進行を防ぐ上で有効) (電話でのコミュニケーションが可能!1日誰とも話さないことによるストレスを開放!) (定期的な電話で安否確認!ただし急迫性のある緊急対応は厳しい!)
センサー型見守りサービス (人感センサーや電気センサーによる検知、電気、ガスなどのつけ忘れなどに、有効) (センサーで閉じこもりなどの生活の変化を検知しやすい) (異常が検知された場合、迅速に対応可能なサービスもある。ホームセキュリティー会社のセンサーには、駆けつけサービスもオプションでつけることができる。)
通報型見守りサービス (自ら通報して駆け付けサービスを利用することができるので、出かけた先で迷子になる等に対して有効) (めまい、立ちくらみなど、急性期の症状の緊急時に自分で通報可能!) (緊急時に速やかな対応が可能だが、見守られるべき高齢者が自ら通報出来ないときは、対応ができない!)
カメラ型見守りサービス (カメラによる監視を通じて、お金のしまい忘れなど、どこにお金を置いて忘れたか?をカメラの動画に保存!持って、認知症の初期症状に対応が可能) (リアルタイムで生活の様子を確認可能) (異常があれば、その状況を検知でき、かつ管理者に通知できるものもあるので、カメラの性能によっては、介護1状態の方でも見守りが可能)
アプリ型見守りサービス (スマホ用アプリによる会話や緊急検知、万歩計など、認知症の初期症状から、バイタルの安定化に有効性あり) (アプリを実装したスマホにより、緊急時にも電話をかけることなくコミュニケーションをちることが可能) (管理者に対して、位置情報や緊急時の通知機能が有効!ただし高齢者がスマホを所持するのと、基礎的な操作ができることが前。)
ホームセキュリティ会社の見守りサービス (総合セキュリティーによる見守りを通じて、防犯対策から緊急時の駆けつけ等、見守り対策まで幅広く対応可能) (セキュリティーが高く、防犯と見守りを両立) (セキュリティー面でも安心だが、費用的に高価になるケースもある。)
地域の民生委員やボランティアによる見守り (自治体と連動した地元のネットワークによる見守り) (地域のボランティアがサポートするので、ご高齢者御本人は、全くの他人よりも信頼し易いところがメリット!) (地域との連携で継続的な見守りが可能!ただし緊急時の通知などは、自治体が、民間の見守りセンサーやカメラなどのサービスと提携している場合に限られる。)

 

 

 

 

介護度と本人の状態・受けられる公的介護サービス

 

介護認定を受けることで、ヘルパーなどの公的介護制度を保険適用の下に、受けることができます。通常は、1割負担です!
ここでは、介護認定を受けられた方が、どの位の介護要請の必要があるのか?を表にまとめてみました。

 

大きく分けると、介護予防の段階と介護の段階とに分かれ、前者には、要支援1・2があり、後者には、要介護1・2があります。

 

 

 

 

 

要介護度 要介護認定の目安 状態の目安となる具体例 本人の状態 受けられる介護サービス 分類
自立 支援が必要ない状態。 日常生活を一人で支障なく送ることができる 基本的に一人で生活できる 介護予防サービス -
要支援1 基本的に一人で生活ができるが家事などの支援が必要。適切なサポートがあれば、要介護状態になることを防ぐことができる。 日常生活は基本的に自分だけで行うことができるが、掃除や身の回りのことの一部において、見守りや手助けが必要。 部分的に介助を必要とする 介護予防サービス 要支援1〜2
要支援2 基本的に一人で生活ができるが、要支援1と比べ、支援を必要とする範囲が広い。適切なサポートがあれば、要介護状態になることを防ぐことができる。 立ち上がりや歩行などでふらつく、入浴で背中が洗えない、身だしなみを自分だけでは整えられないなど支援を必要とする場面が多い。 部分的に介助を必要とする 介護予防サービス 要支援1〜2
要介護1 基本的に日常生活は自分で送れるものの、要支援2よりも身体能力や思考力の低下がみられ、日常的に介助を必要とする。 排泄や入浴時に見守りや介助が必要。 ・基本的に一人で生活できる ・部分的に介助を必要とする 介護サービス 要介護1〜5

民間会社による高齢者の見守りサービスのジャンル

上記の表がわかりやすいように、民間会社による高齢者の見守りサービスのジャンルを掲げて置きます。上記の介護度に応じた民間の見守りサービスや自治体の見守りサービスの比較表の民間部門です。

 

業者さん名とサービス名で見た全体表見守りサービスの全体表

サービス タイプ 費用目安
ヤマト運輸 クロネコ見守りサービス センサー(電球) 1,078円/月
ワタミの宅食 訪問・宅配 3,300円/月
つながりプラス 電話 5,400円〜/月
生協のお弁当宅配 訪問・宅配 530〜700円
郵便局の見守りサービス 訪問・宅配 2,500円/月
東京海上日動ベターライフサービス 介護 10万円〜/月
見まもっTELプラス 電話 1,650円/月
らいふコール 電話 200円〜
みまもりほっとライン センサー 3,300円/月
スリーSみまもりサービス センサー 2,750円/月
ひとり暮らしのおまもり センサー 770円/月
いまイルモ センサー 9,000円〜/月
みるモニ センサー 2,600円/月
VIDEOツーホー 通報 980円/月
自治体の緊急通報システム 通報 -
みてるちゃん カメラ 4,999円〜
パナソニック スマ@ホームシステム カメラ 14,140円〜
みまもりLite アプリ -
ラクホン アプリ -
peaceful line アプリ -
SECOM ホームセキュリティ 3,300円〜/月
ALSOK ホームセキュリティ 3,740円〜/月

高齢者の状況と費用対効果でみた民間見守りサービスのランキング

 

いざというときに、@高齢者さんにとって実効性のある見守り効果で、Aサービスを通じて見守られる高齢者さんの言葉にできないモヤモヤがないことと、Bサービスをつけるご家族様にとって費用効果の高いサービスをつけられるか?が勝負です!

 

@)このような観点からは、屋外と屋内とを分けて考えます。

 

屋外は、高齢者さんの見張られ感が比較的少ないのに対して、屋内では、見守るサービスによっては、見張られ感が、強く感じられ、高齢者さんにとって窮屈な生活を強いることになるからです。

 

A)またパッケージになった見守りサービスに、加入するよりも、必要に応じて、デバイスやサービスを付加していく方向性で検討します。

 

このように設置することで、サービスをつけるご家族にとっては、費用対効果が高く、予算的に、無理のない見守りサービスを構築することが可能だからです。

 

高齢者の見守りサービス 実効性の高い屋外カメラ+警備員による駆けつけ

@警備員による駆けつけと、A郵便局・宅配便などによる訪問サービスにおける対応力の相違に関しては、もともとの見守りサービスのジャンルが異なることに由来します。

 

前者は、定期的な安否の確認をすることを目的とするものではなく、緊急事態に、対処する目的で、駆けつけます。
後者は、緊急事態に対処するというよりは、定期的な安否を確認する目的で、訪問します。

 

このような違いから、訪問する人の対応力にも、差が生じてきます。

 

警備員による駆けつけとその他のサービス会社の訪問者との対応力の差を詳しく読む!

 

セコムとALSOKの警備会社製の外付けカメラ+見守りサービス

 

 

誰でも知っている警備会社のセコムとALSOKのステッカーの貼ってある外付けカメラを設置することで、@犯罪やA高齢者を狙った詐欺まがいの訪問販売からの予防効果があります。

 

 

 

見守りタイプ 月々の最安費用 特徴
カメラ+駆けつけ 1100円〜3,300円 防犯と急変対応を手厚く見守る。

 

警備会社のカメラが設置された場合、防犯会社のロゴ入りステッカーなどにより、セコムやALSOKの防犯システムが、設置されていると、一目でわかるので、強力な防犯対策となります。

 

ちなみに、ステッカーの位置は、ご利用者のご判断で、はがしたり、貼る位置を返ることはできないルールとなっているのが、一般的です。

 

詐欺まがいの訪問販売業者とのやりとりなども、一定期間、録画が残されるため、違法性の高い訪問販売の証拠としても残されます。

 

 

高額な布団の販売など、詐欺まがいの業者が、高齢者宅に、出入りしだしていると、遠くに住むご家族が、高齢者のご親類などから、相談を受けた場合などは、このようなシステムの設置を検討することで、その後の被害の防止にも繋がりやすいといえます。

 

さらに、転倒や、怪我、その他の急変事象が、生じた際にも、駆けつけの警備員が、救急搬送のための119番通報をおこなってくれます。

 

地元の病院に通院していない場合などには、看護師さんが、健康相談に応じてくれるサービスもあります。

 

セコムとALSOKとの駆けつけサービスの相違は? 防犯重視ならセコムがランキング1位

「夜中にパトカーのサイレンの音が、よく聞こえる!」などのご不安を、おひとり住まいのご高齢者が、お口にするような状況でしたら、セコムのカメラと駆けつけサービスがおすすめです。

 

逆に、「高額な布団売りが、訪問しているので注意!との回覧板がよく回ってくる!」といったご不安を、お口にするような状況でしたら、ALSOKがおすすめです。

 

セコム
セコムさんの場合は、もともとの発祥が、防犯系の会社として、スタートしているため、駆けつけサービスの内容として、不審者が、外にたり、侵入しようとしている場合に、防犯目的でも駆けつけてくれます。

 

ALSOK
ALSOKさんの場合、購入したカメラに、オプションで、駆けつけ依頼サービスをつけることで、カメラ+駆けつけ依頼が、可能です。
ただし、オプションによる、駆けつけ依頼サービスは、駆けつける都度、3300円の費用が、別途かかります。
また、ALSOKさんの場合、防犯目的での駆けつけサービスは、別途オプション契約が必要となります。

 

カメラの場合は、見守りを必要とするご本人か?、そのご家族が、電話により、コールセンターへ電話することで駆けつけ依頼が、発動します。
この依頼で、駆けつけた場合、自宅回りを確認してくれます。自宅の中には、入らずに、自宅回りのみの確認になります。
したがって、鍵の預かりサービスは、行いません。

 

窓越しに、高齢者が、床に倒れているのを、発見した場合は、119番通報してくれます。

 

 

カメラだけでは、ご不安という、ご高齢者さんには、次の記事で説明するセンサー+駆けつけサービスに、オプションでカメラをつけることもできます。
センサー+駆けつけサービスで、センサーに反応して、警備員がかけつけた場合は、3300円の費用はかかりません。

 

 

 

セコムとALSOKとの駆けつけサービスの相違は? 救急搬送と費用対効果ならALSOKがランキング1位

 

 

 

 

サービス提供会社 見守りタイプ 月々の費用の目安 特徴
セコム カメラ+駆けつけ 3,300円 防犯から、急変対応まで、手厚くカバー
ALSOK カメラ+駆けつけ 1100円 駆けつけに、時間がかかるエリアもある
月額費用の他にかかる費用

初期費用は、セコムさんでは、カメラ代と設置工事代込で、

1台 179,100円
2台 265,700円
3台 349,600円
4台 433,500円

いずれも、税別です。

 

ALSOKさんの初期費用では、カメラ代が、44.000円かかります。設置代は、担当者が行う場合も無料!

 

ALSOKさんの場合、警備員が出動した場合、出動費用として、都度3.300円かかります。

 

この他に、インターネット環境も必要になるので、ネット環境のない高齢者宅では、月に5.000円前後の出費が必要です。

 

警備会社さんのカメラ+駆け付けの見守りサービスの費用まとめ

 

セコムさんのカメラ+駆け付けの見守りサービス

 

初期費用  179,100円
月額費用 3.300円

 

ネット環境がない高齢者宅は、ネット回線費用で別途5000円前後の費用が必要

 

ALSOKさんのカメラ+駆け付けの見守りサービス

 

初期費用 4.4.000円(素人さんでも設置できるカメラの場合です。)
月額費用 1.100円

 

ネット環境がない高齢者宅は、ネット回線費用で別途5000円前後の費用が必要

 

高齢者は、布団を干すことが、体力的に困難となり、干さなくとも、ダニがわかないなど、を売りにした訪問販売で、何百万も虎の子を巻き上げられたというケースもよくあるようです。

 

このような事態を予防する費用としては、警備会社さんのカメラ+駆け付けの見守りサービスは、安いかもしれません。
不正な訪問販売の証拠となる映像を、残すことが可能なうえ、高齢者の健康状態の急変対応にも応じてくれるからです。

 

ただし、カメラによる見守りは、異変があった際に、高齢者による警備会社への駆けつけ要請の連絡が、必要となります。
状況によっては、高齢者みずから、連絡できない事態も予想されます。

 

そこで、高齢者みずからの連絡がなくとも、警備会社が、異変を感知して駆けつけるタイプの、「センサー+警備員による駆けつけ」が、安心度を高めます。

 

 

 

 

高齢者の見守りサービス センサー+警備員による駆けつけ

センサーにとる見守りには、警備員か駆けつけるタイプのものの他に、様々なタイプのものがあります。
ここでは、センサーの検知によって、警備員が、駆け付けるタイプの見守りサービスをみていきます。

 

他のタイプのセンサーにとる見守りについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

見守りタイプ 月々の最安費用 特徴
センサー+駆けつけ 4400円〜7200円 緊急対応を手厚く見守る。

 

 

サービス提供会社 見守りタイプ 月々の最安費用 特徴
セコム センサー+駆けつけ 7,200円 少しの異変も見逃さない!
ALSOK センサー+駆けつけ 4,400円 オプション契約でALSOKが、異常を感知し駆けつける!

 

サービス内容 セコム ALSOK
緊急時(犯罪・急病)の駆け付けサービス 犯罪・急病ともに対応 防犯は原則として非対応
24時間対応のヘルスケアサービス 対応 対応
安否見守りサービス 対応 オプション
火災探知サービス 対応 オプション
熱中症、および災害アラート機能 未対応 対応

 

 

高齢者の見守りサービス 家電+家電メーカースタッフの駆けつけ

センサーによる見守りサービスは、家電による見守りサービスとともに、ご高齢者に、見られているというストレスを感じさせない見守りスタイルです。

 

 

 

 

見守りタイプ 月々の最安費用 特徴
家電+駆けつけ 1,100円 家電センサーで変化がすぐにわかる!

 

 

成年後見人制度は、高齢者の介護の法律と同時に制定!高齢者の財産の見守りサービス

民法では、未成年者や、心神耗弱した禁治産者、浪費癖のある方などを準禁治産者として、それぞれを宣告し、取引にあたって法定の管理人を定めます。

 

未成年者では、特段の事情がないかぎり、親が、代理人として、財産管理を行うことになります。また禁治産者や準禁治産者は、後見人が、代理人となり、禁治産者や準禁治産者の財産の管理を行うのが原則です。

 

 

軽度の認知症の高齢者は、上記の未成年者でも、禁治産者でも、準禁治産者でもないですが、高齢者を狙う訪問販売業者などに、駆け引きで、ご自身に不利益な内容の取引を締結してしまいがちです。

 

そこで、このような高齢者の財産を守るために、制定されたのが、成年後見人制度です。

 

介護の思想を高齢者の財産にも、適用させようとしたものとして評価できます。

 

ただし、一度、成年後見人をつけてしまうと、なかなか元に戻せないのと、銀行口座の名義が、成年後見人の名義に変更になるため、高齢者の親族や、高齢者自身にによる金銭管理に、著しい制限がかかるのが、運用上の難点といえます。